薪ストーブの煙突掃除で冬も快適に!

クリスマスも終わりましたが、秋田市はまだ雪が降らず冬本番はまだのようですね。
今回は秋田の厳しい冬に向けたBROOKユーザーさんの薪ストーブのメンテナンスのお話です。

薪ストーブはアナログな道具だけにとても丈夫で長持ちするものですが、やはり快適に使い続けるためにはメンテナンスも必要です。本体のメンテナンスもさることながら、煙突掃除もとても大切です。

通常、BROOKでは薪ストーブの煙突掃除は安全面と手間、揃える道具などの問題からメンテナンスには業者さんをご紹介しています。
ただ、今回はかなりディープな薪ストーブマニアになりつつあるユーザー様でしたので、煙突掃除も道具を用意し、毎年ご自身でやりたいとのお話をいただきました。
そこで、BROOK随一の薪ストーブマニアの加藤と私が、煙突掃除のレクチャーにうかがいました。

薪ストーブのお掃除

こちらの煙突掃除、使用頻度や使い方で変わるのですが、掃除は毎年がオススメです。場合によっては2〜3年に一度という方もいらっしゃいますが、経験を積んでくるとそのあたりも適切な判断が出来ることと思います。
万が一、長期間放置して煙突内にタールなどが厚く付着してしまった場合、燃焼効率が悪くなるだけでなく、最悪、そのタールに着火して煙道火災が発生してしまう場合もあります。
そう簡単に火事になるわけではないですが、様子を見ながらのメンテナンスはやはり必須になります。

薪ストーブのお掃除01

到着するとユーザー様お手製の綺麗な薪の山が。しかもきちんとサイズごとに分類され、とてもきちんと管理されていました。

薪ストーブのお掃除0201

早速、お掃除開始。
まずは薪ストーブ本体に一番近いところの煙突を外します。薪ストーブに近いほうがやはり煤や灰などが付着しやすいので汚れやすいところですね。

薪ストーブのお掃除0202薪ストーブのお掃除03

煙突が抜けた薪ストーブは少し殺風景に見えます。

薪ストーブのお掃除04

そこに専用の金属ブラシを通して掃除する訳ですが、これが思いの外キツイ。かなりの力が必要です。

薪ストーブのお掃除05

そして本体の上に残る煙突にゴミ袋を巻きつけ、テープでしっかりと留めます。これで煤が落ちてきても室内の汚れは最小限で済みます。そして隙間から先程の金属ブラシを押し込んでゆきます。この時ねじ切りされた延長パイプを繋ぎながら延ばしてゆくのですが、この時、必ず時計回りに回してください。そうすることでネジはいつも締まる方向にテンションがかかりますから、煙突の途中でブラシが外れるような面倒なことにはなりません。
そして、ゆっくりと引き抜きます。これでお掃除は完了です。

薪ストーブのお掃除06

後は煙突を組み付けて完成です。組み立てる時、ネジ穴の位置をしっかりとマークしておくと、ネジ穴探しの苦労が少なくなります。そして組付けの際には必ずと言っていいほど傷が付きます。
これはあとで耐熱ペイントで補修をします。

薪ストーブのお掃除07

あえて薪ストーブのメンテナンスを自ら楽しむというのもとても素敵なことですね。
ちょっと面倒なメンテナンスをも楽しめてしまうのは、ユーザー様の暮らしに対する考え方が現れるところですね。
もちろん薪ストーブユーザーの全員が自分でメンテをしなければならないものではありませんが、私自身はとても楽しくメンテナンスをさせていただきました。
自分の道具を最高の状態に保つことは、かつては当たり前のことだったように思うのですが、いつの間にかあらゆるものがブラックボックス化してしまい、自ら手を入れるという楽しみは少なくなったように感じます。
薪ストーブという道具は近頃では少なくなったアナログ的道具なので、ここは一つメンテにチャレンジしてみるのも悪くないかもしれませんね。機会があれば、薪ストーブ本体のメンテナンスもご紹介したいと思います。

AUTHOR:BROOK Inc.

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