ユーザーさんのライフスタイルを切り取る「BROOK LIFE」第9弾は
BROOKユーザーのWさんご夫婦をご紹介します。
雑誌の影響力が絶大だった90年代、アナログ時代の終焉からデジタル黎明期までのDIY精神をバックボーンに、グラフィックデザイン(デザイナーも含め)、爆発的な人気を誇ったドメスティックブランドやサブカルチャー、インディーズカルチャーが色濃く反映されたライフスタイルです。
初めてお会いしたときから感性が非常に高いご夫婦という印象でしたが、愛車のクラシックミニとのエピソードなどをお伺いするとますますこだわりの強さがうかがえました。
BROOKの建物にもとても好印象を持っていただけたご様子でしたが、何より驚いたのは愛車と一緒に暮らす家にしたいとのご要望でした。
普通のガレージハウスなら今までたくさん手掛けてきた私達ですが、さすがに車と一緒に暮らす家は初の経験です。
ご夫婦のお話を聞きながらイメージを膨らませたことをとても良く覚えています。
イメージとしては時々、カフェなどの店内に古いバイクや車などを展示しているお店がありますが、そのようなスタイルを参考にしつつ、住宅としての機能性やBROOKらしい汎用性も併せ持つプランを考えました。
一点だけ気になることは車から出る匂いです。オイルやガソリン、排気管のカーボン臭などです。こちらについては暮らしてみて気になるレベルでしたら後でガラス等で仕切ることも腹案とさせていただきました。
聞けばこのクラシックミニは免許を取得した当初からずっと乗り続けているとか。
そのレベルの愛情でしたら確かに一緒に暮らしたくもなることでしょう。もはや家族の一員と言っても過言ではないでしょう。
BROOKのコンセプトとして
- 仕切らないことで空間を自由に使える汎用性が生まれる。
- 住宅自体にキャラクターを持たせ過ぎないことによるインテリアの多様性。
- 作り込み過ぎないことによる無駄なコストの削減。
とありますが、今回はBROOKのコンセプトとお施主様のこだわりが見事に合致した例といえるでしょう。
車を玄関から出し入れするための観音開きの特注ドアに始まり、土間の壁一面を埋め尽くすCDラックも一部ワンオフで製作させていただきました。
BROOKでは変化する家族構成や趣味嗜好などを踏まえて、なるべくシンプルな間取りをご提案させていただいております。
そんなBROOKをお施主様の趣味嗜好でどのような住まいに変化するのか?
ぜひご覧いただければと思います。
自由に遊び寛ぎ隙間を埋めるたくなる1階
壁面スペースを有効的に活用できるようリビングダイニングの窓際に鉄骨階段を配し、お施主様がセレクトした曲線と足元の繊細さが素敵なソファーが鎮座。
ソファーは宅配時に仮置きしていたものの、鉄骨階段との傾斜とソファーのデザインとの相性が良く、そのままこちらが定位置になったとのこと。
ブラインドを開け放てば明るい1階ですが、お施主様の嗜好でいつもは暗い雰囲気(インドア派仕様)に。
土間スペースから続くアンプやターンテーブルなどのオーディオ機器、テレビなどのAV機器のラック兼シェルフはお施主様のDIY
敢えてそのラックで間仕切り廊下とし、トイレへと続くスペースを目隠しするという工夫も。
バーやライブハウス、クラブにあるようなこの細いバックヤードスペースはお施主様お気に入りとのこと。
土間スペースのCD用の可動棚は事前にお施主様の要望によりBROOKで設えていましたが、それ以外の部分に関してはすべてお施主様の古いCDラックを活用したDIYです。
ポスター等のサイズも含め、はじめから壁の隙間を埋めるつもりでイメージできていたというお施主様の想像力には感服いたしました。
スピーカーの配置もある程度想定し、後付でどこにいても心地よい音になるよう再配置。
ワイヤレスのデジタルオーディオが主流の昨今、敢えてアナログ機器にこだわるお施主様ですから、視覚的にネガティブになる事も多いのがAV機器の配線。
こちらも配線がきれいに隠され、整然とした空間へのこだわりもDIY精神が溢れています。
「基本オタクです」と謙遜されておりましたが、かなり上級レベルであるとお見受けしました(笑)
そして、細やかですがこちらのBROOKオリジナル鉄骨階段の利点を活かした工夫が。
量販店の金属製ブックエンドにマグネットを取り付け、鉄骨階段に貼り付けるという小物収納アイデアです。
ちょうどソファー周りですから、リモコンやフレグランスを置くのにも最適ですね。
日々の暮らしを「雰囲気を良く便利に」するセンスも光ります。
そしてこちらは奥様担当のキッチンスペース
ステンレスキッチンとグレーのフロアタイルへ、パントリーの扉を壁と同色の白にし所謂「ホワイト×グレー」の落ち着きのあるスッキリとした印象に。
キッチン周りのベースカラーが「ホワイト×グレー」なので、セレクトされたヴィヴィッドなカラーのポスターやオブジェが映えますね。
家電の配色や素材感のセレクトもとても参考になります。
おかげでBROOKで施工させていただいたモールテックスのカップボードも馴染んでおりました。
偶然、冷蔵庫の脇にシンデレラフィットしたというターコイズブルーのロッカーや、マゼンタのダストボックスもちょうど良いアクセントとなっています。
BROOKでは殆どが暖色系の照明ですが、植物栽培用のLEDが逆に新鮮な雰囲気を醸しますね。
お施主様の嗜好で部屋が暗いことが多いため、日中こちらのLEDが一番明るく感じることもあるようです(笑)
生活が完結する2階
2階ホールは現在はフリースペースとして、主に洋服をオープン収納するスペースとして活用。
洋服もお施主様の生活を彩るデザインとしてひとつひとつに思い入れがあるので、2階も360度好きなものに囲まれたような空間に。
線の細い階段の手摺にも相性の良い、天吊りハンガーバーがセレクトショップのような雰囲気を醸します。
毎日着る服を選ぶのも楽しくなりそうですね。
オフシーズンはオブジェのように鎮座する自転車は、敢えて室内の暖色系の明かりではなく、対象の色が映える寒色系のスポットライトという細やかな演出が光ります
奥には寝室ともう1部屋ありますから、普段生活する時間の多い1階と2階ホールをスッキリとさせるために納戸としても活用しているそうです。
2階水廻りのお家ですので、洋服のオープン収納、水回り、寝室、納戸と、2階完結型の生活も可能ですね。
W様ご夫婦インタビュー
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BROOKを知ったきっかけをお聞かせください。
奥様なんとなく家建てたいなぁくらいの感覚で、はじめは全然家についてはイメージできていませんでした。
SNSでBROOKの北上展示場で見学会があることを知り、見学会に参加しました。
その時に見た北上展示場の間取りが、土間が広くて理想的でした。
ご主人もしかしたらMINI置けるんじゃない?って奥様2階水回りの概念もなかったので、北上展示場での2階水回りの説明がとても参考になりました。
その後、秋田の由利本荘や潟上、横手でも見学会に参加し、岩手でも胆沢、盛岡、花巻とかなり足を運びましたね。地元岩手の建築会社ではなく、なぜBROOKを選択できたのでしょうか?
奥様もちろん他社も検討し見学会などにも参加してみたのですが、あまりピンと来ず、なかなかイメージを汲み取ってもらえないなという感覚はありました。
並行してBROOKの見学会にも参加していたので、何度か見学しているうちに改めてBROOKは自由度があると思い決めました。
他の方はどうかは分からないんですが、お家作りするときって奥様が積極的に調べたりして、旦那さんが打ち合わせとかでツンとするってことってないですか?
うちも多分そんな感じなんですけど、こだわりが強いので(笑)
でも、BROOKさんは担当の方、現場監督の方と波長が合った(車や趣味の話など)
それが決め手でした。
他社で建てた友達の話を聞くと途中で担当が変わったり辞めたりという話を聞いていたので、そうならないように人重視で選びたかったんですね。
はじめにBROOKの北上展示場に一度足を運んだのが良かったです。
それで家選びの基準が決まったので。実際に住まわれてどうですか?
奥様外から階段が見えるのでご近所さんからすごく驚かれますね。
土間を広くしたと親に伝えたところ、寒くないのか?と心配されたり
特にリビングがこんなに広くなると思っていなかったです。
建てるときに日当たりの問題って出ると思うんですが、私達は窓なくていいよね。とか、大きい窓も憧れますが、自分が住むとなるとまた別ですね。
帰ってくるといい家だねーとしんみりしてしまいます。奥様夏はエアコンだけで涼しかったですし、今は冬になってきましたが今のところ19℃設定でも暖かいです!
ご主人とにかく暖かいのが良い、それだけで十分です!2階水回りの生活はどうですか?
奥様快適で不便はないですね。
洗濯も衣類乾燥機がありますし、乾燥機にも入れられないものは天吊りハンガーバーにサッとかけて。便利ですよね!
衣類乾燥機は本当に感動しました。乾燥機のスタンドは、既製品でピンとくるものがなく、パシフィックファニチャーサービスでサイズオーダーして作ったシェルフを衣類乾燥機の台にしました。
揺れもなくお気入りですし本当におすすめです。
少し台の調整もしましたが、お気に入りのランドリーカートも収納ラックもちょうど収まって理想の形になりました。
洗面所がお気に入りすぎてここで暮らしたいくらいです(笑)
欲を言えば天吊りハンガーバーを増やしたいですね。奥様2階で洗濯、ホールで着替え、基本はいつも1階でゆっくりくつろいでいます。
かなり多趣味ですが…!
ご主人小学生の頃から乗りたかったMINI(1996年製)は18歳の時に人生で初めて買った車なので思い入れはあるんですが、一生は面倒は見れないと思っていたので、ガレージの選択は辞めたんですね。
部品もどんどん無くなっていくでしょうし、それも含めて色々と考えながら乗れる間は一緒の空間にいたいと思ってこのようなお家になりました。数年前に秋田にケバブだけを食べにMINIに乗って行ったんですが、大曲の田んぼのど真ん中で止まって、ケバブも食べれず…いい思い出です(苦笑)
そして、BROOKさんの家はすっきり暮らしている方が多いイメージでしたが、私達は逆でした(笑)
隙間は埋めてしまえばいい(笑)
玩具のショットガンですが、ゾンビゲームにハマっていて、「もしゾンビが出てきたら」を想像して作った、ゾンビ対策ショットガン(オリジナル)(笑)だったり。
足が大きくて仕事で使用するサイズの安全靴がなくて、エアフォースを安全靴仕様(ローカットも有)にカスタムしたり(笑)
マウンテンバイクをバイクポロ用の自転車にカスタムしたり。
とにかくいつもDIYをしています。やっぱり飾るんだったら全部自分で説明できるものを飾りたいんですよね。
モノにしても音楽にしても映画にしても、永遠に話せます(笑)
例えば、壁のゲームのポスターですけど、ある人から見たらダサいと思われるかもしれないんですけど、自分はすごく格好良いんですよね。自身のルーツを反映させたライフスタイルですね!
ご主人そうですね。
ハウスとかテクノは、MIX CDを集めだしたら止まらなくなってしまって…
車もそうですが、初めて買ったCDから全てずっと持っています(笑)これからも愛着があるモノが家の中心で、何事も楽しめるまで楽しもうと思っています。
あ と が き
私達も初めての経験でしたが、とにかく楽しいプランニングでした。
ここまで思い切った振り切れた住み方ができるお客様もなかなかいらっしゃらないことですし、私達としても今までの経験値を総動員で臨んだこともいい思い出です。
ご夫婦が楽しみながら互いの趣味を尊重し、ご自身たちで空間をコントロールし、それぞれのスペースが仕切らずとも独立しているかのようなお家でした。
もうすでに完成形のようなライフスタイルでしたが、お施主様の尽きぬ好奇心でこれからも日々変化するスタイルを取り入れながら末永くお楽しみいただければと思います。