#068

不動の家

実家に隣接した
日本の原風景を垣間見る家

Completion-Aug,2022

今回は岩手県での2例目となる施工事例ですが、ご実家の敷地の一部を活用しての計画でした。
家の前の大きな畑ではおばあちゃんがのんびりと農作業をしたり、近所の子供達が虫取りをしながら走り回り、猫がデッキでのんびりくつろいだり。といったような少し懐かしい日常の風景が繰り広げられておりました。
そんな懐かしい日常に溶け込んでも違和感のないシンプルなBROOKのデザインです。

総二階のシンプルなデザインに縁側のように伸びたピロティが立体的に見せてくれます。
今回はブルーグレーの塗り壁ですが、向かって右側の壁面の窓は大きなフィックスサッシだけという思い切ったデザインです。

ゆとりある生活動線

1階
玄関には大きなクローゼットを配置し、十分な収納力を確保。
リビングの奥にはオプションのステンレスキッチンをアイランド型に設置してありますから、家族との団らんを楽しみながら料理も捗ることでしょう。

幅のあるリビングは実際のサイズより大きく感じられるものです。
圧迫感を気にしてしまうアイランドキッチンですが、こちらは開放感も十分です。

リビングからなるべく目立たぬように配置したトイレは少し奥まった設計です。
ご時世を反映し、リビングからも使えるスタイリッシュなステンレスの手洗いも設置してあります。

キッチンの内側はアクセントも兼ねた実用性の高いタイル仕上げを採用。
今回はこのキッチンによく似合うビルトインタイプの食洗機も設置してあります。

今回の洗面化粧台はBROOK自社施工のモルテックスカウンターを採用しています。こちらも人気のオプションです。

キッチンの裏手にあるドアをくぐると、家事室も兼ねた洗面室とバスルームがあります。
キッチンと水回りが一箇所にまとめられていながらも、生活感がリビングからは感じられない設計です。

縁側のように長く伸びたデッキは耐久性の高い素材を使用しておりますので、お手入れに神経質になることもありません。

2階
ホールには外観のアクセントになる大きなフィックスサッシがあり、明るい印象を強調してくれます。

今回は2階の個室も必要な数を予め全部作るというスタイルで寝室と子供部屋が2つとファミリークロゼットとトイレ、更にホールと大きな吹き抜けという万全の備えです。

実家との程よい距離感を考えた住宅計画

大きめの建物ゆえ充実した装備ですが、やはり1階のリビングの気持ち良さはBROOKらしく大切に設計しています。
広くゆったりとした敷地はご実家とも隣接しており、何世代もの家族が楽しく交流できる新しい実家になりうるような楽しい建物になりました。
ひとつ屋根の下で暮らすしっかりした2世帯、多世帯住宅も良いですが、適度な距離感を保ったこんな2世帯住宅の建築計画も良いかもしれませんね。

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