今回は入手困難な豊かな景観の土地を苦労の末に手に入れて建築したガレージハウスになります。
こちらの建物は内覧会でもお借りしましたが、訪れたお客様が皆一様にその景観に惚れ惚れとしていたのが印象的です。
BROOKでプランニングする場合、まずは土地の有効活用を考えてコンセプトを決めてゆきます。
こちらはガレージハウスをご所望でしたので、どのように配置すればベストバランスに仕上がるかに苦心いたしました。
結果、景観を楽しみつつ快適に過ごせるBROOKをお届けすることができました。
外観は均整の取れたプロポーションと白い塗り壁が印象的なシンプルなデザインにまとめてあります。
ファサード面のコンクリートデッキもクールな印象で表情を引き締めています。
そしてこちらはその景観と庭を楽しめるようにダブルシャッターガレージを採用。
BROOKファンのお客様にはおなじみのプランですが。
前後にあるシャッターを両方閉じればガレージとして使え、両方開ければ開放的な東屋のように活用できます。
後ろのシャッターを開けてフロント側のシャッターを閉じればプライベート感のある東屋として使えるというものです。
土地の条件によってはとてもおすすめできるBROOKならではのプランです。
1階
玄関を入ると左右に広い土間が広がり、ガレージとの連絡路と土間クローゼットがあり、視線の先にはきれいな風景が広がるダイナミックな景観が堪能できるよう、大きなサッシをレイアウト。
間仕切りのないリビングにはペニンシュラキッチンとパントリーの連動が使いやすいキッチンがレイアウトされており、毎日の食事が楽しくなるようなリビングダイニングが自慢です。
玄関、リビング、庭、ガレージへのワンストップの回遊動線が、日々の暮らしやアクティビティーを非常に円滑にしてくれることと思います。
2階
今回は2階にバスルームを設けたタイプになりますので生活感の出る部分は、おおよそ2階で完結する工夫がなされているおかげで、1階のリビングはいつもきれいにしやすいプランです。
こちらも人気のレイアウトです。
バスルーム以外には個室は一つだけ作ってあり、景観を望める大きな窓が特徴の寝室。
それ以外はホールとして開放的な空間にしてあります。
あとから子供部屋にするときにも簡単にできる設計にさせていただきました。
しばらくは家族みんなのセカンドリビングとして活用していただけることでしょう。
内覧会でお借りしたときに、お施主様に許可をいただきBROOKの代表である私の愛車をガレージに入れてみることができました。
この車の基本デザインは1970年にデビューして以来変わっていません。
私の手元にきてから約10年、この車の年式は1994年というもはや30年前の車です。
直線が基調で飾り気のないデザインがとてもお気に入りです。
BROOKの家の外観デザインも虚飾を排し、むだな凹凸を作らずシンプルに仕上げることを信条としていますから、おこがましくも共通点を見出すことができました。
これからも末永く愛されるデザインを守ってゆきたいと改めて思わせてくれるツーショットでした。
内覧会をご快諾いただいたお施主様にはこの場を借りてお礼申し上げます。