
秋田市ではもはや希少とも言える見晴らしの良い丘の上に建つ、ガレージ派も頷く正統派のガレージハウスの完成です。
実はこちらの高台の土地、建物を建築するためにはそれなりのコストが必要になることが明確になっていたにも関わらず、お施主様にとって唯一無二の魅力を持った土地ということもあり、敢えての選択をされました。
コスパよりも自分たちの満足度を優先し、妥協のない土地選びをされたお施主様ですから、このあとの建物プランにもどんなこだわりを見せてくれるのか?とても期待しながら建物の打ち合わせを開始したことを思い出します。

玄関前の道路は西向きゆえ、一切の窓を排した塗り壁の表情と無垢材ドアの存在感だけで見せるシンプルデザインを選択。

反対にリビングのある東面は眼下に見下ろす景色も素敵な丘の上。
こちらは大きな開放感あふれるガラス面をふんだんに活用した玄関側とは対照的なデザインに仕上げてあります。
この対照的なデザインはそのままこの建物設計の考え方に通じています。

閉じた面と開かれた面を明確に使い分けることでプライバシーと開放感を両立させ、結果的に使いやすく過ごしやすい家になるように考えられています。
この建物の立地と使い方を聞かせていただいた時にまず思いついた提案でした。
お施主様も同じ想いを共有いただき、プラン打ち合わせはとてもスムースに進んでゆきました。



やはり気になるこちらのガレージは、しっかりと硬派な整備場としての使い方をされるとのことで本格的なバイクや旧車の整備に耐えうるように業務用の排気ダクトを設けたり、塗装ブースへの配慮や、本格的な整備のための工具や溶接機なども無理なく使えるように壁を敢えて作ったり、という本気ガレージ派にはたまらない仕様です。




普段、BROOKではガレージの様々な活用を提案していますが、こちらは本来のガレージ機能を徹底させたという点を考えると、ある意味突き抜けています。
それぞれの価値観で一見同じように見えるプランでも実はかなりのこだわりから生まれています。
1階



無垢材の断熱ドアを開けると、広い土間越しに遮られることのない空間が迎えてくれます。




先述の東面の大きなガラス越しの遠景をも望む空間が完全に主役のリビングです。








キッチンは敢えて工業用ボルトを使ってダクトを露出配管で見せたり、ビンテージの東欧製の工場ランプを設置したステンレスキッチン。





背面はモールテックスの手仕上げの少しラフなテクスチャが空間を引締めています。





リビングの端を縦断するオリジナル鉄骨階段は視線を斜め上に誘導し、縦方向の広がりも演出してくれます。



全体的に男性的なインテリアでまとめられていますが、こちらは奥様も大賛成。
ご夫婦でインテリアの価値観も一致するということで、この後のインテリアの方向性も統一感のあるものになってゆくことでしょう。

2階
2階はオーソドックスに暮らしやすさを優先した間取りですが、吹き抜けに面したホールは個室が必要になるまではオープンなセカンドリビングとして活躍してくれることでしょう。



将来的に個室が必要になれば確実にご用意出来る設計ではありますが、その時までは目一杯空間を楽しんで頂けるように配慮させていただいたBROOK定番とも言える2階のレイアウトになっています。


そして生活感を徹底的に隠すことができる2階ランドリールームはバスルームとも一体になったBROOKの人気プランを採用しています。

こちらのガレージハウスは、母屋の部分は開放的な、どちらかといえばオーソドックスなBROOKらしい住宅ですが、ことガレージの使い方に関しては、お施主様なりの個性的なものになりそうです。

玄人ばりの整備技術を遺憾無く発揮できるように、お施主様と一緒に工夫させていただいたこちらのガレージは、住まわれてからどのようになるかがとても楽しみな空間です。
もちろん住居部分のインテリアにもこだわりが感じられる素敵な空間になる事でしょう。住んでからさらに楽しい住宅に成長させて頂けそうで、こちらも楽しみが尽きません。
後日またお邪魔させていただきますね。




