![秋田市寺内バイク専用地下室のある家](https://brook.co.jp/wp-content/themes/brook5/images/works/arch13/arch13_1-1.jpg)
斜面を活用した地下室
「地下室が欲しい」と打ち合わせのスタート時からの強い希望。単純にコストを度外視すれば叶わぬことでは有りません。
しかし、BROOKとしては極端なコストアップをせずに何とか工夫で乗り切りたいと考えました。
そこで選択したのが斜面の土地、あるいは法面のある高台の土地。
これを上手く利用すれば半地下のようなバイクガレージを作ることも可能です。
もちろん通常の基礎工事よりは割高にはなりますが、平地に地下室を作るよりはずいぶんとコストは削減できます。
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未完成を楽しむ
今回はようやく見つけた石垣に囲まれた高台の土地でプランニングスタート。
その地下室の要望以外は比較的オーソドックスなプランをご希望でしたので、わりと無理なくプランニングは出来そうです。
全体の印象は幾分クールに仕上げたいとの希望からBROOKコンセプトハウスのイメージで白のガルバリウム鋼板で仕上げてみました。
それとは対照的に玄関ドアは木製のBROOKオリジナル無垢ドアを選択。クールに偏り過ぎないアクセントの役目をしっかりと果たしてくれました。キッチン脇のパントリーの床下から続くハシゴを降りるとご主人の為の完璧な「秘密基地」に繋がります。
アウトドア、自転車、アマチュア無線、日曜大工、そしてバイクいじりなどをこなす多趣味なご主人が求めた完璧に近い空間が出来上がったようです。
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そして実用部分の全体の間取りは奥様が主体となってプランニング。子育て中もそれからもとても暮らしやすい間取りになりました。
ご夫婦それぞれの担当するパートがはっきりと分かれていたのが印象的なF夫妻。
打ち合わせもとても楽しくワクワクさせていただきました。そして外構工事はご主人自らがオリジナリティ溢れる柵を作ったり枕木を利用しての庭造りも積極的に取り組まれています。
ある意味「未完成」の状態をタップリと楽しまれています。この家の本当の「完成」はしばらく先になりそうです。
通常BROOKでは汎用性のある家造りをオススメしていますが、今回のように使用目的が明確な場合はもちろんそれを優先した家を設計します。
本気で遊べる家は本気で遊べるお施主様あってはじめて完成するものであることを学ばせていただきました。
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