#034

新屋の家

借景を最大限に活かすプランに相まったミニマルスタイル

Completion-Sep,2017

黒い塗り壁の外観と青空のコントラスト
対面キッチンとカウンター

分譲地で際立つ外観とこだわり

とてもシンプルな今回の住宅、お客様ご自身のミニマルなスタイルに貫かれたインテリアのために、建物もあえてシンプルさにこだわってプランニングさせていただきました。
他社も検討されながらBROOKを見ていただき、じっくりと建物に対するBROOKの姿勢などをご説明させて頂いた上で最終的に弊社を選んでいただいたことはとてもうれしく思います。

今回は雄物川にほど近い風光明媚な立地が魅力の土地でしたので、お客様と相談の上、当初から借景にこだわったプランニングをさせていただきました。
同じような住宅が立ち並びがちないわゆる分譲地にあって、結果的にいい意味で異彩を放つ建物に仕上がりました。

外観はシックな黒塗りの仕上げ、道路面に大きめのFIX窓をひとつだけ。シンプルな道路面からの印象と対照的に、反対側の借景が望める面の1Fは大きな窓から繋がるウッドデッキを設置。さらに今回は通常、2Fに取り付けすることはあまり無い、足元から天井までの掃き出し窓をあえて設置いたしました。これはこの家のテーマである借景を最大限に活かす工夫の一つです。もちろんそのままでは落下してしまう危険もありますので、そこはしっかりと内側に鉄骨のハンドメイド手すりも設置させていただきました。
大きな窓を開け放つと、そこは開放的なテラスのように使えるフリーホールになります。夜なら明かりを消して借景を楽しみながら一杯、などという使い方も楽しめます。
実際、お客様もそこが一番のお気に入りコーナーとおっしゃっていただきました。

オリジナルの洗面台

抜け感のあるリビング

1階
いつものBROOKらしいとてもオープンな間取りで、大きめの土間玄関から部屋の中が一望できるほどの開放感を味わえます。
土間玄関から部屋を見通した先には大きな掃き出し窓があり、この窓と玄関の位置関係の工夫がスケールを超えた抜け感を感じさせてくれるのです。
そして、反対にキッチンはあえて対面式にして見えすぎないように配慮させていただきました。このあたりのサジ加減はお客様がどのようなスタイルで暮らされるかについて、しっかり聞き取りをしながら決定してゆく部分です。

ミニマルな生活
借景を愉しむスペース
借景を邪魔しないスケルトンなチェア
重たくないバーチカルブラインド
2階フリースペースの大きな窓
パントンチェアから眺める借景

置かない。を愉しむ

2階
とにかく借景に配慮したフリーホールが二階の決め手と言えるでしょう。このスペースの有無でこの家のキャラクターは180度変わってしまいます。
とは言えもちろん使いやすさも犠牲にはしていません。2Fに配置した水廻りと効率よく繋がる寝室や多目的に使える個室も別に用意してあります。
階段周りの一見、無駄に見えるスペースもあえての選択です。こちらの小さなスペースには植物などを飾っていただければ、ステキなアクセントになることでしょう。

分譲地でも際立つ大きなFIX窓

住むための機能としては不要なものも、実は暮らしを彩るためには必需品となることもありそうです。
今回はポイントを明確に絞ってプランニングを進めたことと、遊び心や自分たちの個性に対して妥協をしないお客様との共同作業が功を奏したと言えそうです。
お客様らしい個性を大事にしつつ、日常の生活にはなんら不便の無いように配慮された楽しく暮らせる住宅が出来ました。

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