本日は久々に両親所有の山の家に。
秋田市中心部から車で約30分、仁別の山奥にあります。
私が20代のころ、両親が建築しました。
この時はまだ飲食店を経営していましたので、自分が建築の仕事につくとは思ってもみないころ。
でも、思い返すと、ここでの生活が今の建物に生かされていると思います。
つまり、今の「BROOK」の原点と言えるでしょうか。


これは、ログハウスではなく、板張りの家。
決して高価な建物でもありません。
ラフな仕上げですが、家族みんな結構気に入っています。
とりわけウッドデッキはよく使います。
このデッキ、屋根がかかっているので、小雨程度であれば、ハンモックで読書したり、酒を飲んだりしています。
もちろん、天気の良い日は完璧にアウトドアリビングとして活躍。
お金をかけないでも楽しめる家です。
そういえば、外壁の塗装を家族全員で仕上げました。
軒の裏の塗装も、私がやりました。
大事なところはもちろん大工さんですが、ハーフビルドと呼べるかも。
家族で作った感のある家です。
今は別々に暮らす家族も、夏休みや正月は集まって過ごしています。
父親は冬になると燻製を作ったりします。
豚バラベーコンや北海道から取り寄せたエゾシカ肉でジャーキーなどをよく作ります。
これも、父親がスモーカーを自分で設計したり、ほぼプロの領域です。
酒がすすむ肴です。
私は少しだけお手伝いすることもありますが、もっぱら消費者…


リビングの角には薪ストーブがあります。
冬場は、このストーブの脇で母親がリースを作ったり、パッチワークやカゴを編んだり。
それぞれが勝手に趣味を楽しんでいます。
父親が薪づくりをやっていますが、台風で大木が倒れた時などは私もお手伝い。
チェーンソーで倒木を切ったり、薪サイズに玉切りしたり。
私の薪割りも、もはや20年選手。
手馴れたものです。
何気なく、過ごしていた日々ですが、今の私の原点。
こんな環境を与えてくれた、両親に感謝。
この生活を経験したお陰で、ライフスタイルの提案的なことをやれるのではないかなと思います。
これがあって、「家は愛用の道具のように使い倒す」という考え方にたどり着けたわけですから。
今日は、「BROOK」と私の原点を紹介しました。