秋田市新屋の幹線道路沿いにそびえる、そこはかとなく漂う和風テイストの威風堂々たる面構えのこの家。いままでのBROOKの家には無かった和のテイストと重厚感をプラスしてみました。ついに以前からBROOKが標榜していた「無国籍ハウス」の登場です!!
そもそも「無国籍ハウス」とは?
私達の日頃の生活を振り返ると、そこに広がる「衣食住」は実はかなりの「無国籍」ぶり。
「衣」はもちろん洋服になり、和服を見かけるのは特別なシチュエーションだけ。ところがその洋服のデザインや色彩感覚には「和」のこころが生きています。世界的に有名なデザイナーが日本人であることはもはや周知の事実。
「食」に至っては、伝統的な日本食はもちろん、中華、フレンチ、イタリアン、そしてアメリカ発のファーストフードに至るまで百花繚乱。しかし日本流にアレンジされたそれら海外の食文化は、和の繊細さが感じられる世界屈指の味としてそれぞれの母国に逆輸入されるほど。
明治以降、これは日本人のスタンダードスタイルになり、今では誰もが違和感なくこのフレキシブルな暮らしのメリットを享受しています。これらを内包する「住」とは?
BROOKなりの答えのひとつがこの「無国籍ハウス」なのです!
今回、オーナー様から頂いたキーワードは「渋め」「ダークトーン」「和風テイスト」「純和風ではない」….。
これらをBROOKなりに解釈してみると、見えてきたものはまさに「無国籍ハウス」。
日本の様式と現代の感覚をバランスさせたミックスデザインの家が誕生しました。
誤解を恐れずにあえて言えば「外国人から見た日本の家」ともとれるデザインテイスト。
われわれが考えるこれからの家の新しいスタンダードになり得るかもしれません。
今回のこの「無国籍ハウス」の試みは、オーナー様の明確なキーワードと、われわれの考えの見事なマッチングによって作り上げられた建物。住みやすさとデザインポリシーが見事にバランスされた新しいBROOKの家です。今までのテイストとは一味違うと感じられた方も多いと思われますが、BROOKの5つの約束は、もちろんしっかりと守られています。BROOKの新しい一面が覗ける、そんな自慢の建物の完成です!!